地域別・ラーメンの特徴

ラーメン誕生以来、百有余年。各地の風土と歴史に育てられ独特の発展を遂げた結果、個性的な麺、スープ、具からなる「ご当地ラーメン」が多数出現してきました。 ここではその主要なものの特徴をご紹介します。

1。北海道

札幌ラーメン

  • スープ: 豚骨・鶏ガラ(7:3)に鰹節・煮干し・昆布の和風だし玉葱などの野菜を加えて取った濃くのある濃厚なス-プです。 たれは味噌が主流で、ラード等の油をたっぷりと浮かせます。
  • 麺: 太めでかんすいがきいた黄色く、コシの強い縮れ麺です。
  • 具: チャーシュー・メンマ・ねぎが定番で、市場の近くでは名物の海産物をのせたものが多い。
函館ラーメン
  • スープ: だしは札幌とほぼ同じ材料ですがややあっさりとした味に仕上げてある。
  • たれは塩味が多く、名産品のバターを浮かべた、塩バターラーメンは函館がオリジナルです。
旭川ラーメン
  • スープ: 豚骨、鳥ガラに煮干し、昆布など海産物を多く加えたとろみのあるスープ。たれはしょうゆが主流盛りつけたとき、丼の表面を透明な脂が覆うので冷めにくいです。

東北

喜多方ラーメン

  • スープ: 豚骨ベースで濃くのあるタイプです。合わせるたれは、地元産の醤油を使用。あまりこった加工をしていないあっさりとしたたれが多い。
  • 麺:手打ちの平べったく太い縮れ麺です。
  • 具:オーソドックスなチャーシュー・メンマ・ねぎが主流です。

関東

東京ラーメン

  • スープ: いわゆる「支那そば」といわれるタイプ。スープは豚骨・鶏ガラ(4:6)と野菜に鰹節や昆布の隠し味をきかせたあっさり風味。 たれは醤油だがきれいに澄んでいることも特徴のひとつです。
  • 麺: かんすいのきいた細い縮れ麺が多いです。
  • 具: チャーシュー・メンマ・ねぎ・ほうれん草等の青みをシンプルに盛り付けてある。

横浜ラーメン

  • スープ: ラーメン発祥の地といわれる横浜の伝統的なラーメンは豚骨・鶏ガラのスープにほんのかすかに昆布・煮干しの風味を添えたあっさり味です。
  • 具: もやしを炒めてとろみを付けたアンをスープ入り麺に載せたサンマーメンは横浜ならではのメニューです。中華街で学んだ料理人が多い。

荻窪ラーメン

  • スープ: あっさり系の強い関東ラーメンの中にあってきわだって濃くのあるタイプ。豚骨・鶏ガラに野菜を加えてとった、油多めのスープ。たれも醤油が主流です。
  • 麺: かた打ちで極細
  • 具: チャーシュー、メンマ、ねぎにゆで卵、青菜など。

中部

和歌山ラーメン

  • スープ: ご当地ラーメンとして最近注目されているのが和歌山ラーメン。豚骨をじっくり煮出した濃くととろみのあるスープ+醤油だれが特徴です。
  • 麺:細目のストレート麺

関西

京都ラーメン

  • スープ: チェーン店で見られるあっさりした醤油味のスープは偽物。豚骨・鶏ガラに鶏の油も加えてよく煮込んだこってりと白濁したスープが使われている。 たれは醤油味だが淡口醤油を使っているためか、薄い色合いに仕上がっている。

大阪ラーメン

  • スープ: 同じ関西でも京都とは正反対。鶏ガラのみでとった色の薄いごくあっさりとしたスープ。たれは淡口醤油と塩が半々に使われている。

中国四国

尾道ラーメン

  • スープ: 豚骨、鳥ガラのスープに鰹節、瀬戸内海の小魚を加えた透明なスープに豚の背脂が浮く。
  • 麺:平打ち麺。

九州

博多ラーメン

  • スープ: 豚骨のみをじっくりと煮込んでいるため、白濁しこってりとしている。 油も多く入っているが、乳化してスープに混ざっているため、表面には浮かない。 たれは醤油味と塩味があり、こってりしているはずなのに食後に残らない不思議な味に仕上がっています。
  • 麺: そうめんのように白く、細いまっすぐな麺。加水率が低い。
  • 具: チャーシュー、ねぎ、ゴマ、紅しょうが、きくらげ、高菜など

熊本ラーメン

  • スープ: 豚骨に鶏ガラとキャベツ等の野菜を加えるため、博多と同じ白濁でも比較的あっさりしていて飲みやすいです。 油はラードやゴマ油をミックスして使っていて、香り良く仕上がります。
  • 麺: 加水率の低い棒状の麺。博多よりはやや太め。
  • 具: 野菜たっぷりでボリュームがある。卵、きくらげ、葱、チャーシュー、メンマなど。